永井 荷風

墓畔の梅

新字新仮名 約2,616字・読了目安5分

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ふるさとの東京には、去年の秋流寓先から帰ったその日、ほんの一夜を明したばかりなので、その後は東京の町がどうなったか、何も知るよしがない。年は変って春の来るのも近くなった。何かにつけて亜米利加に関することが胸底に往来する折からでもあろう。不図…

作品情報

初出「時事新報 一万九千二百五十八号~一万九千二百六十号」1946(昭和21)年1月9日~11日
分類NDC 914
公開日2022-02-09
最終更新2022-02-11
底本 「問はずがたり・吾妻橋 他十六篇」岩波文庫、岩波書店
入力入江幹夫
校正noriko saito

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