横光 利一

南北

新字新仮名 約20,017字・読了目安40分

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一 村では秋の収穫時が済んだ。夏から延ばされていた消防慰労会が、寺の本堂で催された。漸く一座に酒が廻った。 その時、突然一枚の唐紙が激しい音を立てて、内側へ倒れて来た。それと同時に、秋三と勘次の塊りは組み合ったまま本堂の中へ転り込んだ。一座…

作品情報

初出「人間」1921(大正10)年2月
分類NDC 913
公開日2012-02-28
最終更新2014-09-16
底本 「日本文學全集 29 横光利一集」新潮社
入力ウィルキンス賢侍
校正米田

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