飯坂ゆき
旧字旧仮名 約13,380字・読了目安27分
一 旅は此だから可い――陽氣も好と、私は熟として立つて視て居た。 五月十三日の午後である。志した飯坂の温泉へ行くのに、汽車で伊達驛で下りて、すぐに俥をたよると、三臺、四臺、さあ五臺まではなかつたかも知れない。例の梶棒を横に見せて並んだ中から…
作品情報
| 初出 | 「東京日日新聞 第一六〇九二号~一六〇九八号」東京日日新聞社、1921(大正10)年7月21日~27日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 915 |
| 公開日 | 2018-08-05 |
| 最終更新 | 2018-08-28 |
| 底本 | 「鏡花全集 巻二十七」岩波書店 |
| 入力 | 門田裕志 |
| 校正 | 岡村和彦 |
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