小川 未明

春がくる前

新字新仮名 約3,564字・読了目安7分

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さびしい野原の中に一本の木立がありました。見渡すかぎり、あたりは、まだ一面に真っ白に雪が積もっていました。そして、寒い風が、葉の落ちつくしてしまった枝を吹くのよりほかに、聞こえるものもなかったのです。 木は、こうして毎日、長い寒い冬の間、さ…

作品情報

初出「まなびの友」1921(大正10)年3月
分類NDC K913
公開日2013-10-16
最終更新2014-09-16
底本 「定本小川未明童話全集 1」講談社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正江村秀之

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