小川 未明

水盤の王さま

新字新仮名 約3,158字・読了目安6分

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去年の寒い冬のころから、今年の春にかけて、たった一ぴきしか金魚が生き残っていませんでした。その金魚は友だちもなく、親や、兄弟というものもなく、まったくの独りぼっちで、さびしそうに水盤の中を泳ぎまわっていました。 「兄さん、この金魚は、ほんと…

作品情報

初出「時事新報」1921(大正10)年7月31日
分類NDC K913
公開日2014-03-02
最終更新2014-09-16
底本 「定本小川未明童話全集 3」講談社
入力ぷろぼの青空工作員チーム入力班
校正江村秀之

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