小川 未明

月と海豹

新字新仮名 約3,864字・読了目安8分

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北方の海は銀色に凍っていました。長い冬の間、太陽はめったにそこへは顔を見せなかったのです。なぜなら、太陽は、陰気なところは、好かなかったからでありました。そして、海は、ちょうど死んだ魚の眼のようにどんよりと曇って、毎日雪が降っていました。 …

作品情報

分類NDC K913
公開日2012-01-02
最終更新2014-09-16
底本 「小川未明童話集」新潮文庫、新潮社
入力鈴
校正小林繁雄

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