牧野 信一

予が本年発表せる創作に就いて

沢山書いた

新字旧仮名 約546字・読了目安1分

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四月に書いた「父を売る子」は思ひ出すだけでも閉口したが、此頃になつては澄んだ心で夢のやうな気がする。三月の始めに十二三枚書いて、たしか退屈してそれなりに放つておいたのだが、その月に父が急死した、そして四月になつてから凋まうとする心に鞭打つて…

作品情報

初出「新潮 第四十一巻第六号(十二月号)」新潮社、1924(大正13)年12月1日
分類NDC 914
公開日2011-07-29
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第二巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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