牧野 信一

途上日記

新字旧仮名 約3,513字・読了目安7分

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上 都合に出て来ると都合の空気を腹一杯に満喫したいのが念願である。物資に依つて購ひ得られる享楽はこよなく楽しい。殊に田園生活者の僕には止め度もなく嬉しい。だが僕の物資は忽ち無に直面する。だが僕は、その無にさつぱり動じない自分を発見した。山間…

作品情報

初出「読売新聞 第一九一一四号、第一九一一六号、第一九一一九号」読売新聞社、1930(昭和5)年5月13日、15日、18日
分類NDC 915
公開日2011-09-07
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第三巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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