牧野 信一

わが生活より

新字旧仮名 約1,015字・読了目安2分

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今年になつて――。 四月――鞄を一つぶらさげて、三崎、城ヶ島のあたりを独りでさ迷つてゐた。随筆風のものを折々書いてゐたが、どうしても短篇小説を一つその月ぢうに書きあげなければならぬと力んで、こつこつと夜を更してゐたが何としても捗らなかつた。…

作品情報

初出「新潮 第三十二巻第八号(八月号)」新潮社、1935(昭和10)年8月1日
分類NDC 915
公開日2011-11-30
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第六巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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