牧野 信一

坂道の孤独参昧

新字旧仮名 約19,014字・読了目安38分

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何故俺は些う迄性のない愚図なんだらう、これツぱかりの事を何も思ひ惑ふにはあたらない、手取り早く仕度さへすれば二時間も掛らないで出来上る……が、純造は「明日こそは――」と叱るやうに決心した。前々の日に出掛ける筈で既に叔母から旅費はちやんと貰つ…

作品情報

初出「人間 第三巻第八号(八月号)」人間社出版部、1921(大正10)年8月1日
分類NDC 913
公開日2011-06-20
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第一巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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