小川 未明

黄色い晩

新字新仮名 約6,862字・読了目安14分

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垣根の楓が芽を萌く頃だ。彼方の往来で――杉林の下の薄暗い中で子供等が隠れ事をしている。きゃっきゃっという声が重い頭に響く。北から西にかけて空は一面に黄色く――真黒な雲がその上に掩い被さって、黄色な空をだんだんに押しつけて、下に沈ませているよ…

作品情報

初出「早稲田文學」1909(明治42)年4月号
分類NDC K913
公開日2018-10-25
最終更新2018-09-28
底本 「文豪怪談傑作選 小川未明集 幽霊船」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正坂本真一

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