小川 未明

北海の波にさらわれた蛾

新字新仮名 約7,871字・読了目安16分

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鈍い砂漠のあちらに、深林がありましたが、しめっぽい風の吹く五月ごろのこと、その中から、おびただしい白い蛾が発生しました。 一時、ときならぬ花びらの、風に吹かれたごとく、木々の枝葉に蛾がとまっていたのです。それは、また、ちょうど、降りかかった…

作品情報

初出「童話」1926(大正15)年5月号
分類NDC K913
公開日2020-10-08
最終更新2020-09-28
底本 「定本小川未明童話全集 5」講談社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正へくしん

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