上司 小剣

天満宮

旧字旧仮名 約42,390字・読了目安85分

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一 府立病院の二等室は、其の頃疊が敷いてあつた。竹丸の母は其の二等室に入つてから、もう四ヶ月の餘にもなる。一度竹丸をよこして呉れと、度々父への便りに言つて來たけれど、父は取り合ひもしなかつた。 千代松といふ子供のやうな名を有つて居る人があつ…

作品情報

初出「中央公論」1914(大正3)年9月
分類NDC 913
公開日2012-07-19
最終更新2014-09-16
底本 「現代日本文學全集 53 齋藤緑雨 内田魯庵 木下尚江 上司小劍集」筑摩書房
入力いとうたかし
校正小林繁雄

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