長沢 佑

蕗のとうを摘む子供等

新字新仮名 約671字・読了目安1分

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三月の午後 雪解けの土堤っ原で 子供らが蕗のとうを摘んでいる やせこけたくびすじ 血の気のない頬の色 ざるの中を覗き込んで 淋しそうに微笑んだ少女の横顔のいたいたしさ おお、飢えと寒さの中に 今も凶作地の子供達は 熱心に蕗のとうを摘んでいる…

作品情報

初出「プロレタリア文学」1932(昭和7)年2月号
分類NDC 911
公開日2016-01-27
最終更新2015-12-24
底本 「日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一)」新日本出版社
入力坂本真一
校正雪森

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