大倉 燁子

あの顔

新字新仮名 約11,039字・読了目安22分

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1 刑事弁護士の尾形博士は法廷から戻ると、久しぶりにゆっくりとした気分になって晩酌の膳にむかった。庭の新緑はいつか青葉になって、月は中空にかかっていた。 うっすらと化粧をした夫人が静かに入って来て、葡萄酒の瓶をとりあげ、 「ずいぶん、お疲れ…

作品情報

初出「ロック 三巻六号」1948(昭和23)年10月
分類NDC 913
公開日2012-12-10
最終更新2014-09-16
底本 「大倉燁子探偵小説選」論創社
入力kompass
校正門田裕志

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