大倉 燁子

妖影

新字新仮名 約10,732字・読了目安21分

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一、暗号 応接室に入った時、入れ違いに出て行った一人の紳士があった。 「あれは私の従兄なんですよ」 S夫人は手に持っていたノートを私に渡しながら、 「お暇があったら読んでみて頂戴な。あの従兄が書いたんですの」 「文学でもなさる方ですの?」 …

作品情報

初出「オール読物」文芸春秋、1934(昭和11)年9月号
分類NDC 913
公開日2012-07-09
最終更新2014-09-16
底本 「大倉燁子探偵小説選」論創社
入力kompass
校正小林繁雄

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