大倉 燁子

魔性の女

新字新仮名 約9,863字・読了目安20分

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一 会社を退出した時には桃子にも連れがあったので、本庄とは別々の電車に乗ったが、S駅を降りると、彼はもう先に着いて待っていた。 二人は腕を組んで夕闇の迫った街を二三町も歩くと、焼け残った屋敷街の大きな一つの門の前に立ち止った。 桃子は眼を丸…

作品情報

初出「マスコット 一巻七号」1949(昭和24)年9月号
分類NDC 913
公開日2013-02-11
最終更新2014-09-16
底本 「大倉燁子探偵小説選」論創社
入力kompass
校正門田裕志

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