銭形平次捕物控
154 凧の詭計
旧字旧仮名 約11,035字・読了目安22分
一 「親分、旅をしませんか、良い陽氣ですぜ」 ガラツ八の八五郎はまた斯んな途方もないことを持込んで來たのです。梅の花はもう梢に黄色くなつてゐるのに、今年の二月は妙に薄寒くて、その日も行火の欲しいやうな曇つた日でした。 「旅? 又なんか嗅ぎ出…
作品情報
| 初出 | 「文藝讀物」文藝春秋社、1944(昭和19)年2月号 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2016-04-28 |
| 最終更新 | 2017-03-04 |
| 底本 | 「錢形平次捕物全集第十八卷 彦徳の面」同光社磯部書房 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | 門田裕志 |
野村 胡堂の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。