野村 胡堂

銭形平次捕物控

165 桐の極印

旧字旧仮名 約12,973字・読了目安26分

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一 「親分、變な奴が來ましたよ」 ガラツ八の八五郎は、長んがい顎を鳶口のやうに安唐紙へ引つ掛けて、二つ三つ瞬きをして見せました。 「お前よりも變か」 何んといふ挨拶でせう。錢形平次は斯んなことを言ひ乍ら、日向に寢そべつたまゝ、粉煙草をせゝつ…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1947(昭和22)年1月号
分類NDC 913
公開日2016-05-24
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第十八卷 彦徳の面」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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