野村 胡堂

銭形平次捕物控

117 雪の夜

旧字旧仮名 約15,756字・読了目安32分

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一 錢形平次が門口の雪をせつせと拂つてゐると、犬つころのやうに雪を蹴上げて飛んで來たのは、ガラツ八の八五郎でした。 「親分、お早やう」 「何んだ、八か。大層あわててゐるぢやないか」 「あわてるわけぢやないが、初雪が五寸も積つちや、ヂツとして…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1941(昭和16)年1月号
分類NDC 913
公開日2016-08-27
最終更新2019-10-28
底本 「錢形平次捕物全集第二十四卷 吹矢の紅」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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