野村 胡堂

銭形平次捕物控

116 女の足跡

旧字旧仮名 約14,926字・読了目安30分

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一 「親分、近頃は胸のすくやうな捕物はありませんね」 ガラツ八の八五郎は先刻から鼻を掘つたり欠伸をしたり、煙草を吸つたり全く自分の身體を持て餘した姿でした。 「捕物なんかない方がいゝよ。近頃俺は十手捕繩を返上して、手内職でも始めようかと思つ…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1940(昭和15)年12月号
分類NDC 913
公開日2016-08-24
最終更新2019-10-28
底本 「錢形平次捕物全集第二十四卷 吹矢の紅」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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