北大路 魯山人

田螺

新字新仮名 約1,434字・読了目安3分

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このごろ田の中で、からからからからと歯切れよく鳴く声が、ときに盛んに、ときに烈しく聞える。ある者はたにしだと言って、たにしの声を知ることに鼻うごめかし通がる。なに、あれは蛙だと、うそぶく。この争いは毎年毎年その季節になると、毎日のように誰か…

作品情報

分類NDC 596
公開日2012-10-11
最終更新2014-09-16
底本 「魯山人味道」中公文庫、中央公論社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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