渡辺 温

牛込館

映画館めぐり(十)

新字新仮名 約1,325字・読了目安3分

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夕方の神楽坂通りは散歩の学生や帰りがけの勤め人なぞでいつもいっぱいである。 私は久し振りで坂を上って牛込館を見に行った。 錦輝館だの豊玉館だの――矢張りそんな時分に栄えた牛込館がそのまま取り残されている。窓のところに客寄せの楽隊でもいてくれ…

作品情報

初出「時事新報」時事新報社、1928(昭和3)年10月14日
分類NDC 778 914
公開日2012-07-31
最終更新2014-09-16
底本 「時事新報」時事新報社
入力匿名
校正富田倫生

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