山之口 貘

暴風への郷愁

新字新仮名 約1,721字・読了目安3分

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郷里の沖縄から、上京したのは大正十一年の秋のことであったがその年の冬に、はじめて、ぼくは雪を見た。本郷台町の下宿屋の二階で、部屋の障子を開けっ放して、中庭に降りつもる雪の白さを、飽かずにながめたことを記憶している。南方生れのぼくは、はじめて…

作品情報

初出「毎日新聞」毎日新聞社、1954(昭和29)年9月25日号
分類NDC 914
公開日2014-02-11
最終更新2014-09-16
底本 「山之口貘詩文集」講談社文芸文庫、講談社
入力kompass
校正門田裕志

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