山之口 貘

ダルマ船日記

新字新仮名 約7,828字・読了目安16分

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×月×日 金 眼を覚ましてみると、側に寝ていた筈の六さんの姿は見えなかった。 居候のくせに、なぜこうも寝坊するのであろうか。 桝のような船室から首を出して、甲板を見廻わすと、既に、七輪の薬罐が湯気を吹きあげていた。 この船の名は、水神丸。積…

作品情報

初出「中央公論」中央公論社、1937(昭和12)年12月号
分類NDC 915
公開日2014-01-12
最終更新2014-09-16
底本 「山之口貘詩文集」講談社文芸文庫、講談社
入力kompass
校正門田裕志

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