堀 辰雄

恢復期

旧字旧仮名 約16,192字・読了目安32分

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第一部 彼はすやすやと眠つてゐるやうに見えた。――それは夜ふけの寢臺車のなかであつた。…… 突然、さういふ彼が片目だけを無氣味に開けた。 さうして自分の枕もとの懷中時計を取らうとして、しきりにその手を動かしてゐる。しかしその手は鐵のやうに重…

作品情報

初出「改造 第十三巻第十二号」1931(昭和6)年12月
分類NDC 913
公開日2012-11-27
最終更新2014-09-16
底本 「堀辰雄作品集第一卷」筑摩書房
入力大沢たかお
校正岡村和彦

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