野村 胡堂

銭形平次捕物控

317 女辻斬

旧字旧仮名 約14,153字・読了目安28分

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一 「又出ましたよ、親分」 八五郎は飛び込んで來るのです。 一月も末、美しく晴れた朝でした。平次はケチな盆栽の梅をいつくしみながら、自分の影法師と話すやうに、のんびりと朝の支度を待つて居たのです。 プーンと味噌汁の匂ひがして、お勝手では女房…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1954(昭和29)年2月号
分類NDC 913
公開日2017-01-26
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第三十四卷 江戸の夜光石」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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