森 鴎外

蛇

新字新仮名 約11,926字・読了目安24分

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明け易い夏の夜に、なんだってこんなそうぞうしい家に泊り合わせたことかと思って、己はうるさく頬のあたりに飛んで来る蚊を逐いながら、二間の縁側から、せせこましく石を据えて、いろいろな木を植え込んである奥の小庭を、ぼんやり眺めている。 座布団の傍…

作品情報

初出「中央公論 第二十六年第一号」1911(明治44)年1月
分類NDC 913
公開日2015-07-09
最終更新2015-06-09
底本 「灰燼 かのように 森鴎外全集3」ちくま文庫、筑摩書房
入力田中陽介
校正noriko saito

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