木暮 理太郎

秩父の奥山

新字新仮名 約32,565字・読了目安65分

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何の為に山へ登るか。自分は此稿を書こうとして、筆を持ったまま考に耽っていると、不図心の奥でひそやかな声がそう囁いた。 然し自分は今茲にそれを論じようとしていたのでは勿論ない。唯秩父山脈が首都に近い割合に、相当の高さと深さと大さとを有し、麓に…

作品情報

初出「山岳」1914(大正3)年9月
分類NDC 291 786
公開日2014-05-19
最終更新2014-09-16
底本 「山の憶い出 上」平凡社ライブラリー、平凡社
入力栗原晶子
校正雪森

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