木暮 理太郎

秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ

新字新仮名 約10,536字・読了目安21分

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中房温泉 荒模様であった空は、夜が明けると少し穏になって、風は強いが雨脚は疎になった。七月二十四日の朝である。松本駅前の旅館に泊っていた槇君と私とは、駅に向って馳せ集る夥しい人の群に、それは秩父宮殿下が今朝此処へ御着きになって、やがて信濃鉄…

作品情報

初出「女性改造」1923(大正12)年9月
分類NDC 291 786
公開日2015-12-10
最終更新2015-09-01
底本 「山の憶い出 下  」平凡社ライブラリー、平凡社
入力栗原晶子
校正雪森

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