野村 胡堂

奇談クラブ〔戦後版〕

09 大名の倅

新字新仮名 約11,187字・読了目安22分

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プロローグ その夜の話し手遠藤盛近は、山羊髥の萎びた中老人で、羊羹色になった背広の、カフスから飛出すシャツを気にし乍ら、老眼鏡の玉を五分間に一度位ずつの割りで拭き拭き、見掛けに依らぬ良いバリトンで、こう話し始めました。 「私の話はさしたる奇…

作品情報

初出「月刊読売」1947(昭和22)年7月
分類NDC 913
公開日2015-03-27
最終更新2015-02-22
底本 「野村胡堂伝奇幻想小説集成」作品社
入力門田裕志
校正阿部哲也

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