夏目 漱石

それから

新字新仮名 約193,079字・読了目安386分

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一 誰か慌ただしく門前を馳けて行く足音がした時、代助の頭の中には、大きな俎下駄が空から、ぶら下っていた。けれども、その俎下駄は、足音の遠退くに従って、すうと頭から抜け出して消えてしまった。そうして眼が覚めた。 枕元を見ると、八重の椿が一輪畳…

作品情報

初出「東京朝日新聞」、「大阪朝日新聞」1909(明治42)年6月27日〜10月4日
分類NDC 913
公開日2013-08-30
最終更新2014-09-16
底本 「それから」新潮文庫、新潮社
入力富田倫生
校正松永佳代

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