野村 胡堂

銭形平次捕物控

068 辻斬綺談

新字新仮名 約16,044字・読了目安32分

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一 「親分、あっしはもう癪にさわってさわって」 ガラッ八の八五郎は、いきなり銭形平次の前に、長い顎を漂わせます。 よく晴れた秋の日の朝、平次は所在なく雁首を爪繰りながらあまり上等でない五匁玉の煙草包をほぐしているのでした。 「何をブリブリし…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1937(昭和12)年10月号
分類NDC 913
公開日2018-12-06
最終更新2019-11-23
底本 「銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌」嶋中文庫、嶋中書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正結城宏

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