野村 胡堂

銭形平次捕物控

116 女の足跡

新字新仮名 約15,030字・読了目安30分

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一 「親分、近頃は胸のすくような捕物はありませんね」 ガラッ八の八五郎は先刻から鼻を掘ったり欠伸をしたり、煙草を吸ったり全く自分の身体を持て余した姿でした。 「捕物なんかない方がいいよ。近ごろ俺は十手捕縄を返上して、手内職でも始めようかと思…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1940(昭和15)年12月号
分類NDC 913
公開日2020-10-05
最終更新2020-09-29
底本 「銭形平次捕物控(十二)狐の嫁入」嶋中文庫、嶋中書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正noriko saito

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