梶井 基次郎

不幸

新字新仮名 約4,140字・読了目安8分

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第二稿 師走のある寒い夜のことである。 閉め切った戸をがたごと鳴らしながら吹き過ぎる怖ろしい風の音は母親の不安をつのらせるばかりだった。 その日は昼下りから冬の陽の衰えた薄日も射さなかった。雪こそは降り出さなかったが、その灰色をした雪雲の下…

作品情報

分類NDC 913
公開日2015-01-18
最終更新2015-02-18
底本 「梶井基次郎全集 全一巻」ちくま文庫、筑摩書房
入力呑天
校正川山隆

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