国木田 独歩

正直者

旧字旧仮名 約20,164字・読了目安40分

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見たところ成程私は正直な人物らしく思はれるでせう。たゞ正直なばかりでなく、人並變つた偏物らしくも見えるでせう。 けれども私は決して正直な者ではないのです。なまじ正直者と他から思はれたばかりに容易ならぬ罪を今日まで成し遂げて生涯の半を送つて來…

作品情報

初出「新著文藝 第一卷第四號」弘文社、1903(明治36)年10月1日
公開日2024-06-23
最終更新2024-06-16
底本 「定本 國木田獨歩全集 第三卷」学習研究社
入力葛西重夫
校正Masaki

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