中 勘助

銀の匙

新字旧仮名 約94,295字・読了目安189分

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前篇 一 私の書斎のいろいろながらくた物などいれた本箱の抽匣に昔からひとつの小箱がしまつてある。それはコルク質の木で、板の合せめごとに牡丹の花の模様のついた絵紙をはつてあるが、もとは舶来の粉煙草でもはひつてたものらしい。なにもとりたてて美し…

作品情報

初出前篇「東京朝日新聞」1913(大正2)年4月8日~6月4日<br>後篇「東京朝日新聞」1915(大正4)年4月17日~6月2日
分類NDC 913
公開日2017-05-03
最終更新2017-04-19
底本 「中勘助全集 第一巻」岩波書店
入力kompass
校正岡村和彦

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