中 勘助

折紙

新字新仮名 約796字・読了目安2分

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私はまたその妹とすごした海岸の夏をわすれたことはない。あの松原のなかで潮風の香をかぎ松をこえてくる海の音をききながら二人して折物をして遊んだとき、円窓のそとにはなぎの若木がならんで砂地のうえに涼しい紺色の影を落した。妹はふっくらと実のいった…

作品情報

分類NDC 914
公開日2016-05-03
最終更新2016-03-04
底本 「日本の名随筆68 紙」作品社
入力門田裕志
校正noriko saito

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