中 勘助

小品四つ

新字新仮名 約3,472字・読了目安7分

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秋草 これはもうひと昔もまえの秋のひと夜の思い出である。さっさっと風がたって星が燈し火のように瞬く夜であった。身も世もないほど力を落して帰ろうとするのを美しい人が呼びとめて 「花をきってさしあげましょう」 といいながら花鋏と手燭をもっており…

作品情報

初出「母の死」岩波書店、1935年(昭和10)年4月
分類NDC 914
公開日2019-05-03
最終更新2019-04-26
底本 「中勘助随筆集」岩波文庫、岩波書店
入力呑天
校正noriko saito

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