山之口 貘

雨あがり

新字新仮名 約1,489字・読了目安3分

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その日、朝は、どしゃ降りなのであったが、午後になると、からりと晴れて、縁側に陽がさした。硝子戸を開け放って、ぼくは机を前にしていた。女房は、ぼくの傍で繕いものをしていた。木戸の風鈴が、鳴りそこないみたいに鳴って、ミミコが帰って来たのである。…

作品情報

分類NDC 914
公開日2014-09-08
最終更新2014-09-16
底本 「日本の名随筆43 雨」作品社
入力門田裕志
校正noriko saito

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