蔵原 伸二郎

狐

新字新仮名 約1,126字・読了目安2分

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めぎつね 野狐の背中に 雪がふると 狐は青いかげになるのだ 吹雪の夜を 山から一直線に 走つてくる その影 凍る村々の垣根をめぐり みかん色した人々の夢のまわりを廻つて 青いかげは いつの間にか 鶏小屋の前に坐つている 二月の夜あけ前 とき…

作品情報

初出おぎつね「陽炎」1957(昭和32)年3月号<br> きつね「詩学」1955(昭和30)年10月号<br> 老いたきつね「花粉 第五号」1958(昭和33)年5月
分類NDC 911
公開日2016-03-16
最終更新2016-01-12
底本 「近代浪漫派文庫 29 大木惇夫 蔵原伸二郎」新学社
入力kompass
校正大久保ゆう

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