江戸川 乱歩

一枚の切符

新字新仮名 約14,422字・読了目安29分

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上 「イヤ、僕も多少は知っているさ。あれは先ず、近来の珍事だったからな。世間はあの噂で持切っている。が、多分君程詳敷くはないんだ。少し話さないか」 一人の青年紳士が、こういって、赤い血の滴る肉の切れを口へ持って行った。 「じゃ、一つ話すかな…

作品情報

初出「新青年」博文館、1923(大正12)年7月
分類NDC 913
公開日2016-10-31
最終更新2016-09-09
底本 「江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者」光文社文庫、光文社
入力門田裕志
校正岡村和彦

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