林 芙美子

あひびき

旧字旧仮名 約9,146字・読了目安18分

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火の氣がないので、私は鷄介と二人で寢床にはいつてゐた。朝から喋つてゐたので、寢床へはいると喋ることもなく、私は、あをむけになつて、眼の上に兩手をそろへて眺めてゐた。鷄介も兩の手を出した。私は鷄介の大きい掌に自分の手を合はせてみた。「冷い?」…

作品情報

初出「別冊文藝春秋」1946(昭和21)年12月
分類NDC 913
公開日2017-01-12
最終更新2016-12-09
底本 「林芙美子全集 第六巻」文泉堂出版
入力しんじ
校正阿部哲也

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