河井 酔茗

山の宿海の宿

新字旧仮名 約969字・読了目安2分

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海辺の旅宿は、潮の香がする。山中の旅宿は苔の香がする。 裏には、貝殻や、魚籠が散乱てゐる。海に近いからであらう。庭には、枯柴や、草籠が片よせてある。山に近いからであらう。 海辺の宿の女中は、必ず白粉を塗つてゐる。山の宿の女中は、必ずしも白粉…

作品情報

分類NDC 911
公開日2016-05-07
最終更新2016-03-29
底本 「日本の名随筆67 宿」作品社
入力門田裕志
校正Juki

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