泉 鏡花

海城発電

新字新仮名 約14,438字・読了目安29分

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一 「自分も実は白状をしようと思ったです。」 と汚れ垢着きたる制服を絡える一名の赤十字社の看護員は静に左右を顧みたり。 渠は清国の富豪柳氏の家なる、奥まりたる一室に夥多の人数に取囲まれつつ、椅子に懸りて卓に向えり。 渠を囲みたるは皆軍夫なり…

作品情報

初出「太陽 第二卷第一號」1896(明治29)年1月5日
分類NDC 913
公開日2016-09-01
最終更新2016-09-02
底本 「泉鏡花集成2」ちくま文庫、筑摩書房
入力日根敏晶
校正門田裕志

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