山本 周五郎

入婿十万両

新字新仮名 約11,296字・読了目安23分

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一 「――浅二郎」 「はい」 「今日もまた家中の若い奴等が何か悪さをしたそうではないか」 矢走源兵衛は茶を啜りながら柔和な眼をあげて婿を見た。 「なに、つまらぬ事でござります」 「五郎兵衛が先だって練武堂へ誘い込んだうえ、厭がるものを無理に…

作品情報

初出「婦人倶樂部」大日本雄辯會講談社 、1936(昭和11)年11月号
公開日2022-10-01
最終更新2022-09-26
底本 「山本周五郎全集第十八巻 須磨寺附近・城中の霜」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正noriko saito

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