屏風はたたまれた
新字新仮名 約12,186字・読了目安24分
一 吉村弥十郎はその手紙を三度もらって、三度とも読むとすぐに捨てた。ちょうど北島との縁談がまとまったところなので、誰かのいたずらだろうと思ったからである。差出人の名はただ「ゆき」とだけで、内容はいつもきまっていた。 ――自分はさる家の乳母で…
作品情報
| 初出 | 「文藝春秋」文藝春秋新社、1957(昭和32)年10月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2020-05-30 |
| 最終更新 | 2020-04-28 |
| 底本 | 「山本周五郎全集第二十八巻 ちいさこべ・落葉の隣り」新潮社 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | 栗田美恵子 |
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