山本 周五郎

艶書

新字新仮名 約25,825字・読了目安52分

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一 岸島出三郎はその日をよく覚えている。それは宝暦の二年で、彼が二十一歳になった年の三月二日であった。よく覚えている理由は一日に二つの出来事があったからで、その一つは道場の師範から念流の折紙をもらったこと、他の一つは新村家の宵節句に招かれた…

作品情報

初出「小説倶楽部」桃園書房、1954(昭和29)年5月号
分類NDC 913
公開日2022-07-16
最終更新2022-06-26
底本 「山本周五郎全集第二十五巻 三十ふり袖・みずぐるま」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正栗田美恵子

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