山本 周五郎

柘榴

新字新仮名 約12,863字・読了目安26分

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一 真沙は初めから良人が嫌いだったのではない。また結婚が失敗に終ったのも、良人の罪だとは云えない。昌蔵のかなしい性質と、その性質を理解することのできなかった真沙の若さに不幸があったのだと思う。 松室の家は長左衛門の代で、中老の席から番がしら…

作品情報

初出「サン写真新聞」サン写真新聞社、1948(昭和23)年4月
公開日2022-09-04
最終更新2022-08-27
底本 「山本周五郎全集第二十一巻 花匂う・上野介正信」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正noriko saito

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