滝口
新字新仮名 約51,426字・読了目安103分
一 益村安宅が釣りをしていると、畠中辰樹が来て「釣れたか」と云った。益村は振り向きもしなかったが、声を聞いて畠中だということはわかった。益村は返辞をせず、畠中はその脇に腰をおろした。七月のよく晴れたひるさがりだが、うしろの崖に樹の茂みがあり…
作品情報
| 初出 | 「小説新潮」新潮社、1963(昭和38)年11月〜1964(昭和39)年2月 |
|---|---|
| 公開日 | 2022-11-14 |
| 最終更新 | 2022-10-26 |
| 底本 | 「山本周五郎全集第二十九巻 おさん・あすなろう」新潮社 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | 北川松生 |
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